福岡空港 FUKUOKA AIRPORT

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【梅崎流青氏 総評】 

福岡空港が「川柳で旅気分」と銘打った「福岡空港川柳コンテスト2020」は、九州はもとより全国から1297もの川柳作品が寄せられた。

人類が初めて翼を得て約120年を超えた。竹トンボはグンとあの山を越えようと願い、同じようにシャボン玉はふわりとこの屋根を越えたがる。

そして人類は鳥となって空の彼方へ夢を馳せる。飛行機は未知の世界を一瞬にして叶えてくれる文明の利器となった。

詩人、萩原朔太郎の「ふらんすに行きたしと思えども」も一気に解決してくれる。人には出会いの数だけ別れがある。

そのこもごもを空港という舞台で人は演じる。

応募作品に旅の楽しさ、未知への憧れ、そして空港が家族や友人等の人と人との体温を感じ改めて確かめ合う所だと多くの投句作品から教えて貰った。